40歳の教科書NEXT ISBN9784062168946

ドラゴン桜公式副読本。このシリーズはいつも心を揺さぶる一級の教師が熱弁を振るっているので好き。特に今回は第2時限目「こころの危機をいかに乗り超えるか」が秀逸である。自殺をする人は平均4つの悩みを持っている。なぜ日本人は自殺するのか。うつは心の風邪ではなく心の骨折である、1週間で治るものではない。

『国産ロケットはなぜ墜ちるのか』松岡晋也☆☆☆★★ ISBN4822243834

2004年の書籍だが、現在にも共通している問題の提議をしている。日本の宇宙開発が上手くいかない理由は将来ビジョンのない米国べったりの政策のせい。宇宙事業は官需として旨みがなく業界プレイヤーが育たない。JAXA天下りの巣窟にされている。

『日本人の9割に英語はいらない』成毛眞☆☆☆☆★ ISBN-9784396613921

マイクロソフト元社長が執筆。社内公用語英語化、小学校での英語教育義務化、TOEIC絶対視、どれをとっても不必要。英語は必要になりまで勉強しなくて良い。英語を勉強するくらいなら日本の歴史、文化を日本語で学べ。その方が懐の深い人間になれる。
第5章の英語を習うくらいなら本を読めが秀逸。

mp4ファイルの作成

DVD DicriptorでISOイメージ作成
ISO イメージをDeamonでマウント
DVD DicriptorでIFOファイル(byCHAPTER)で動かしVOD作成。
GOM PlayerでVODのチャプタ内容確認。連結するファイルを選ぶ。
HandbreakでISOファイルからm4a作成。

『余剰次元と逆二乗則の破れ』村田次郎 ☆☆☆☆★

一般に重力場もクーロン場も逆二乗則に従い力が伝搬する。強い力と弱い力も同様である。大統一理論は極小の世界では全く同一の式で表すことができそうである。
観測結果では強い力は1fmを超えた範囲では逆二乗則に従わず一定力となる。これは強い力がある距離以上になると3次元的に伝達するのではなく、1次元的に伝達しているように見える。一方重力は現在測定可能な領域では逆二乗則に完全に従っているように見えるが、極小領域の重力を実験的に求めるのは難しい。
著者はこの0.1mm以下の極小領域での重力測定を行い、重力の逆二乗則の崩れを観測し、これにより重力を含めたすべての力の統一法則を研究している。この逆二乗則の崩れはADD予想から余剰次元数を特定することも含まれる。余剰次元数をd=2以上に設定することが現在の観測、実験、理論値から推測されるが、まだまだ未定である。また、極小領域における重力の逆二乗則の崩れも観測が期待されている。

21世紀に入り、CERNなど大型設備を用いた巨大実験が主流だが、微小距離における重力測定という実験室レベルの設備でも最先端の物理学現象の実験ができ、なおかつ現在の物理モデルを大幅に刷新できる可能性があることは、大変驚きであると感じる。