レーザー測長

空気屈折率は、光の波長、温度、気圧(密度)、湿度、二酸化炭素濃度で変化する。
特に温度は空間的に分布があり、屈折率変化に影響する。

屈折率変化は次の近似式で表されるように変化する
  n-1 = (n0-1)*(P/1013)*((273.15+15)/T)

空気屈折率の値は、大体 1.000270 くらい(真空は、1)。
温度1Kで、約-1ppm
気圧1hPaで、約0.3ppm
湿度10%で、約-0.1ppm
CO2濃度100ppmで、約0.01ppm

温度1kの1ppmの変化がレーザー測長に及ぼす影響を考えると、波長の変化が次式で表される。
n=c/v=λ/λ’
△n λ’=△λ
波長変化は屈折率変化と同様に-1ppmとなる。
レーザー光路長L=1000mmとした場合、その変化は1μmとなる。